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どんな手当を設定すれば、職員のやる気が上がるのか?
今回は職員のやる気が上がる、具体的な手当の設定方法についてお話しします!
賃金制度をどう変えたら、みなさんのやる気が上がるのでしょうか?
それは、「出来高払い」の手当を設定することが1つの方法になります。
メリットとしては、
・ 頑張った人が、金銭面で評価されます
・ 社内で公募をするだけで、人が集まりやすくなります
・ 常勤、非常勤を問わずに設定すると、簡単な昇給になります
デメリットとしては、
・ 出来高なので、集計が必要になります
・ 計算ミスをすると、モチベーションが下がる可能性があります
・ 最初から、一定数の方々は、参加しないかもしれません
デメリットにある、「集計」に関してですが、
日報や、月報の作成、上司への報告時に、回数が分かるように工夫すれば
本人からの申請を、社長さん(給与担当)が許可する形でスムーズに対応することが出来ます。
このあたりの、集計方法や、システム導入に関しては、ご相談下さい。
どんな場合に、出来高払いの手当を設定するかというと
1)特定の曜日、時間に人手が足りなくなる業務がある
2)特定の人気の無い業務、クレームが上がってくる業務がある
3)新たに開拓したい、提供したい業務がある になります。
以下、例を挙げてみます
1)特定の曜日、時間に人手が足りなくなる
・ 時間帯
早朝(6:00~9:00)、夜間(18:00~22:00)に手が足りなくなる
手当案
早朝、夜間の勤務をしたら、1回〇円を支給
(早朝・夜間を1日2回した場合は、2回分となる)
・ 曜日
土曜日、日曜日
手当案
土曜日、日曜日に勤務をしたら、1日〇円を支給
また、その月の土曜日(日曜日)のシフトを全部出勤したら、
1月〇円を支給する(精勤手当の土曜日・日曜日バージョン)
・ 時期
お正月、お盆、GW手当
手当案
その期間に勤務をしたら、1日〇円を支給
期間を全部勤務したら、ボーナス支給
* 年度の始まりに、手当を支給することを職員に伝えておくこと。
* 時給で上げる、月1回の手当を支給するでは、職員へのインパクトがたりません。
2)特定の人気の無い業務、クレームが上がってくる業務がある
・ 人気の無い業務
送迎、入浴、雨の日の外回り業務
手当案
人気の無い業務を担当したら、1日〇円を支給
・ クレームが上がってくる業務
保険外サービス(自費)
特に保険外サービスは、クレームに繋がりやすいので行う場合は、
介護方法のスキルチェック、言葉使い、気遣いがあるか等をチェックしてから、業務を依頼しましょう
手当案
保険外サービスを行ったら、1件あたり〇円を支給
* 業務に取り組み始める時は、1日〇円タイプが良く、
ある程度慣れてきたら、月〇円(固定)と支給すると、その職員のルーティン業務となります。
3)新たに開拓したい、提供したい業務がある
・ 新たに開拓したい業務
営業業務
手当案
新しい居宅介護支援事業所、病院、他施設から紹介を受けたら、1件〇円を支給
・ 新たに提供したい業務がある
手当案
新たなサービスの契約を結んだら、1件〇円を支給する
みなさんの、参考になれば幸いです。